仕事をしていてよく”業績をあげる”とか、”今の現状を改善する”とかで ”会議” をすると思います。しかし、現状を上向かせる方法としてよく上がるのが、他部署の事だったり、取引先の事だったりで自分たちの力が及ばない(どうにも出来ない)場合にみなさんはどうしますか?
今回はこの場合について、私の実体験とあるセミナーで教わったことでどうすべきかがわかったので紹介したいと思います。
私の経験談①:営業の会議で実際にあったこと
他社よりも物が売れるようにするためには、競合他社よりも
- コストを下げて値段を安くする
- 使いやすい便利なものにする
- 短納期にする
があげられます。この”短納期にする” という点で、自社は他社よりも納期が長い状態でした。この問題点をどうするか?話し合っていましたが、どう考えても 自分たちで出来ることがなかなか見つかりません。なかなか営業部門側で商品の納期を短くする方法ってなかなか難しいですよね。なぜなら、他部署の仕入れ先との交渉だったり、社内の設備のキャパだったりするからです。でも何かいい案が出ないかを無理やり時間をとって絞り出そうとしていたので、誰かが「そんなのもうどうやったらいいのかわかるわけないじゃないですか!あるんだったらこっちが教えて欲しいですよ!」って弾けちゃいました。
そりゃそうなんですが、講師に向かってその発言をしたのがその会のリーダーだったので、空気が非常に重くなってしまい、そのまま特にいい案が出ずに会議は終わり、その後そのような会議は開催されなくなりました。
私の経験談②:7つの習慣のセミナーにて
ある時、会社の受講セミナーに応募して”7つの習慣”のセミナーを受けました。その内容は非常に興味深く、何をすべきかを的確にわかりやすくしてくれ、とてもためになる内容でした。その中で、”関心の輪 と 影響の輪” を知りました。
簡単に言えば、
・関心の輪 ・・・ 私にはどうにもならない範囲(エリア)
・影響の輪 ・・・ 私で何かできる範囲(エリア)
と言うことでした。関心の輪のことばかりをなんとかしようとしたところでそこについては何も出来ません。それよりも、影響の輪の中のことに集中してできることをすることを学びました。
このことを知った時、あの会議での出来事がすぐに浮かび上がり、「そうだったのか!!!」と響きまくりました。私たちがいくら関心の輪の話し合いをしても何をしたらいいのか出てきません。それよりも影響の輪の(私たちにできることの)話し合いをすべきだったのです。その方が会議はスムーズに進行して、みんな何が出来、何をすべきかがはっきりしたはずでした。
私たちは陥りがちですが、全てをやろうとしても出来ないことが必ずあります。いやいや、それはそう言う物じゃなくてアイデアでなんとかするんだ!なんて根性論的なこと言ってなんとかしようとしがちですが、影響の輪にあるかどうか?で判断したらいいんですよね。そんなに難しく考えなくてもよかったんです。
仕事に限らず、私生活でもこのことはたくさんあります。これをみてくださっている方もぜひ知って頂いて、色々な場面で考え方の参考にして頂ければ少し毎日の生活が楽になれると思います。
新米えんじにあ

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